自由主義経済を市場原理主義(market fundamentalism)と呼称し、ドルはグローバル通貨ではありえない。

こともあろうに、次期日本の首相とみなされる鳩山民主党党首が、このようにニューヨークタイムスに寄稿した。

米国人は困惑しただろう。

その日本が米国を非難する理由に、友愛という、意味不明のスローガンを持ち出し説明しているのだ。

その友愛という言葉も、日本はもちろん世界の伝統的な文化も宗教からもまったく無関係。そもそも友愛とはグローバリズムの原型ではないのか。鳩山氏はこの友愛を用いてグローバリズムを批判する。鳩山氏にしかわからないオリジナル解釈だ。

キリスト教国の米国からみたら、日本という国は無神論の国にうつっている。神なき民が何が友愛だと。キリストは「信仰なき者は愛を知らず」と言った。鳩山氏が友愛というたびに、まゆつばに見えるのだ。「ともだち」的っぽいよねー。

よって新渡戸稲造氏が、日本人の精神的よりどころを欧米に提示しようとした武士道とは、あまりにもかけ離れ、比べることすらおこがましい。

それを大衆の代弁者、マスコミがよってたかって応援をしている。

あー、もう日本わけわからん。というのが米国人の本音ではないのか。

しかし、はっきりしているのがこの鳩山論文。これはもう出てしまった。

要約すると、「日本は米国主導の市場原理主義から脱却します。米ドルはもうだめだと思います。ぼくらには友愛があります。バイバイアメリカ」

これが意味することがどういうことなのか。私たちはまだわかっていないのではないか。これがすでに米国へのメッセージとしてニューヨークタイムスに掲載されてしまった。

日本人の大半が気づいていないところで、自ら米国から離れ日本は孤立している。選んだのは自分たちだ。それも無自覚に。

日本人はアメリカは何をしても怒らないと思っているのだと思う。戦後ずっと守ってきてくれたと。だが、その実これまでも何度も危機はあった。その都度政府は折れてきた。

これは怒りますよ。怒るどころか、意味不明の英文で、ごっつい米国は不安なんだと思う。

本当にいいも悪いも、今日ですべてが変わるのか。変わればいいってもんじゃないと思うんですこれ。