オバマ

米国のチェンジ

世界が左傾倒化している。オバマを選んだ米国も、そして民主党政権を選んだ日本。

その他の国々もどんどん社会主義化しているように見える。

保守主義者は自信を喪失しているようだ。その象徴がこのオバマ氏の医療改革、いわゆるオバマケアなのだろう。

この医療改革は、医療費、保険掛け金を下げて無保険者が医療保険に加入できるというものだが、その裏に民間医療保険だけではなく、公的な医療保険の制度化が隠れている。日本人にとっては特に違和感がないのだが、保守主義の強い米国では、それが社会主義化に見えるのだろう。ちょっとした社会主義化だけならまだいい。米国が世界の保守主義の中心から離脱することを意味するのではないか。まさしくチェンジである。

しかし、この医療保険改革、大きな欺瞞と嘘につつまれているから始末に悪い。要するに偽善である。

この公的医療保険制度の導入で、民間との競争で医療コストを下げるというが、利益を追求しない公的医療に、民間がかなうはずがない。民間医療は淘汰され、政府が医療に大きく介入することとなる。さらにその財源は税金だ。

保守派勢力は、「政府が医療を管理する民主党の政策はヒトラーの政策と同じではないか」と過激に非難するが、そうした声も当然だ。オバマ氏には、そういったにおいがする。

また、人間の心情的に、安易に医療を受けられる環境というのは、病人が増えるのではないか。政府保険のイギリス、カナダでは、待ち時間が長く、本当の重病患者が医者にかかる前に死んでしまうといわれている。日本でも病院の待合室はいつもいっぱいだ。中には自分がどれだけすごい病気かを自慢する人までいる。そのような状況を維持するためには、やはり増税、大きな政府ということになるだろう。

この議論に便乗してか、オバマ氏は、財源確保に「糖分の入った炭酸飲料に対する課税を検討している」という。オバマ氏は、「炭酸飲料によって子供たちの医療費がかさんでいる」として、その新税導入の理由にしているが、国民が何を飲料するかまで政府は介入するのか。もちろん、炭酸飲料の飲みすぎはセーブすべきだが、政府が介入するものではない。各人の節度の問題である。これをもっともらしい言葉で課税しようとするオバマ氏はやはり偽善であると思う。オバマ氏は現代アメリカの象徴、コカ・コーラ、ペプシを追撃する。自分の国に恨みでもあるのではないだろうか。

炭酸飲料を減らしたとしても、オバマケアでは病人は増えるだろう。前述したとおり、気軽に病気になれる環境を作るということは、どうしたって増えるのだ。なんだかんだ言って、人間を含む動植物には自然治癒能力というものがある。そうした観点がひとつもなく、国が人間をコントロールしようとするならば、人為的にバランスが崩れていくと思う。

 

勇気をもった人たち

そうした米国の社会主義化に警鐘を鳴らす1万数千人のデモは米国の良心として心強いと思う。米国では、草の根運動も盛んで、カリフォルニアからワシントンへ向けて、減税や小さな政府を訴えバスで横断するという「ティーパーティエキスプレス」というものもあるそうだ。

今後、民主政権でも、こうした偽善に満ちた政策が数々打たれると思う。そのときに、この1万数千人の人たちのように日本の人たちは立ち上がれるだろうか。空気が支配する日本社会では難しいことだとは思うが、勇気ある人々の存在を期待したい。

さらには、左傾倒化する世界の中で、日本こそが本当の自由を提唱し、小さな政府のモデルを作るくらいの存在を目指したいものである。

 

参考 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090913-00000521-san-int

参考 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/299568/

参考 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090910-00000361-reu-int

参考 http://ayarin.iza.ne.jp/blog/entry/1175712/

参考 http://www.news.janjan.jp/column/0908/0908178841/1.php

参考 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/worldecon/300408/

追記
上記デモの様子動画があったので、貼っておきます。

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