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韓国の戦時作戦統制権移管と沖縄ビジョン

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韓国の戦時作戦統制権の移管で東アジアはどうなる?

あと3年。

東アジアの世情は大きく変わる。

2012年、韓国の戦時作戦統制権が、米国から韓国に移管されるのだ。

戦時作戦統制権とは、米韓軍事同盟にもとづく韓国軍と在韓米軍の戦時指揮形態で、現在は、有事の際には韓国軍と在韓米軍が統一指揮下のもとに軍事行動を行う形態だ。いわゆる連合軍的形態であり、指揮を執るのは米軍である。

朝鮮戦争さなかの1950年に、韓国政府がマッカーサー国連軍司令官に軍の作戦指揮権を委譲したことから始まっている。

1994年には訓練などの、平時の作戦統制権が韓国側に移管された。2012年4月に移管されるのは、戦時の作戦統制権である。

これは、指揮権を外国に委ねるのを嫌った韓国世論を背景に、韓国政府が米国に要求してきたことなのだが、韓国側は米国の思いがけない反撃にあう。

2011から2012年を目途に移管を要求する韓国政府に、米国政府は「これは在韓米軍を追い出すつもりか? なら自分たちでがんばってね」と、2009年にお返ししますと逆提案しているのだ。

さらには、15ヶ所の基地を返還するとも一方的に伝えたてきたという。米国は東アジアの安全保障に、少しずつ身を引いていっている。

これに慌てたのが韓国側だ。「2009年では準備が不十分である」と、逆にもうちょっといてね的な。

米国は移管後も、韓国に対する支援は変わらないと言っているが、本当だろうか。

1) 統制権が韓国に移った場合、有事の際に本当に対応できるのか。または抑止力となるのか。

2) 沖縄ビジョンのような在日米軍縮小を唱える政府ができた際、日本からも米軍は身を引くのではないか?

上記の動きを見る限り、米国は以前の国威もなく、次第に東アジアから撤退しているように見える。さらにその中で、日韓の世論は、米国の補助がおせっかいだと、まだ乗れない自転車のペダルを一人で漕ぎ出そうとしている。

威勢を張る子供に、大人が「一度やってみればわかる」と、手を離した。乗れない自転車では転ぶしかない。転んでできた怪我も勉強なのか。

いやいや、ただの怪我ではすまされない。今後何十年、何百年もの互いの国の将来がかかっているのだから。

米国から見たら、両国の世論は、「はいはい、わかって言ってるのかなーー?」的なものではないだろうか。

「うん、もうね、中国もすごい力つけてきたし、うちの国債たくさんもってるし。ぼくらも不景気で大変なので、まあ自分たちの国は自分たちで守らなきゃじゃん? まあ自分たちの国がどうでもいいなら、それで別にいいし、ユダヤ民族みたいに国がなくてもなんとかやっていってるしねーー」

筆者が米国だったら、こう思う。

 

2012年を淡々と待つ中国と北朝鮮

韓国はロケット羅老号打ち上げを三度に渡って中止した。

三度目は発射予定時刻の7分56秒前である。三度ともロシア側が担当したソフトウェアに不備があるものとして、一方的に中止されたという。

繰り返すと、ロシア側が担当したソフトウェアに不備があるとして、ロシア側からの一方的な打ち上げ延期要請での中止である。これでは韓国に主導権はない。

たしかに、ロケットに不備があれば、たとえ1秒前でも中止しなければならない。だが、その理由もロシア側から「ソフトウェアの不備があったのでー」と伝えられるのみ。

まあ、裏があるのではないか、とは言わないが、このロケットは韓国の国威を示すもので、北朝鮮へのけん制の意味もあったはずだ。

F22の嘉手納基地への一時配備が伸びたのが、北朝鮮への配慮だったことと重ねあわせるのは、見当違いなのかもしれないが、「もしかしたら?」とかんぐってしまうのは私だけだろうか。

まだ韓国も単独行使には早いということか。

まあ、2012年を淡々と待っているのが、北朝鮮と中国である。手中に収めたい対象国が、自ら裸になっていくのだから。

韓国がこのような状況で、日本にも憲法9条、さらには沖縄ビジョンをはじめさまざまな安全保障上の不安要素がたくさんある。

この今の東アジアを取り巻く状況が、どこの国益に利益があるのかを、私たちはじっくり考えるべき時なのだと思う。

 

参考 http://ted2525.seesaa.net/article/22495237.html asian report

戦時作戦統制権とは 戦時作戦統制権とは米韓軍事同盟に基づく韓国軍と在韓米軍との戦時指揮形態。 現在は共有である為、有事の際、韓国軍及び在韓米軍が共に統一指揮下のもと軍事行動をおこなう連合軍的形態である。 これに対し自主国防や国家主権を掲げ、韓国政府は共有を破棄し単独行使を 求めている。 こうなった場合、連合司令部は解体されることになり在韓米軍の存在する理由が極めて脆弱になることから在韓米軍撤退につながりかねないと韓国保守派は反対しているが韓国民の約半数が単独行使化を支持している。 韓国政府は2011ー2012年をめどに米国に対し要求していたが、米国政府はその真意を計りかね在韓米軍の追い出し戦略ではないかと懐疑を抱き、それなら韓国を手厚く保護する必要がないと判断し、2009年度の行使を逆提案している。 以下、その辺りを朝鮮日報(2006/07/19)・・・ —————-  米側は韓国軍が最新戦術指揮統制(C4I)体系を構築するなど、指揮統制システムの質が大きく向上し、打撃能力も強化されたという点などを挙げ、2011年から2012年の返還ではあまりにも遅いとして、このような立場を伝えたとされている。 —————– 上記注釈だが、当初米国は、韓国軍の軍備や装備では無理があるとしていたが、急転直下上記のような発言に変わっている。 特に「2011年から2012年の返還ではあまりにも遅い」という部分に注目。 では全文・・・  米国政府が戦時作戦統制権を韓国軍に返還する時期に関し、「2010年以前に韓国軍に返還する」という立場を韓国政府に通報していたことが分かった。韓国政府は2011年から2012年を目標に戦時作戦統制権の返還を推進しているが、米側が具体的な作戦統制権の返還時期を韓国側に提示したのは初めてのことであり、予想よりも早い時期であるため波紋を呼ぶものとみられる。  18日、韓米軍事消息筋は「米国は13日から14日にかけてソウルで開かれた第9次韓米安保政策構想(SPI)会議の席上で、“戦時作戦統制権の韓国軍への返還を2010年以前に行うのが望ましい”という立場を韓国側に通報した」と語った。また、ほかの消息筋は「米側は2009年ごろを返還の目標として提示したと聞いている」と伝えた。  米側は韓国軍が最新戦術指揮統制(C4I)体系を構築するなど、指揮統制システムの質が大きく向上し、打撃能力も強化されたという点などを挙げ、2011年から2012年の返還ではあまりにも遅いとして、このような立場を伝えたとされている。  これに対し、韓国側は「2009年では(韓国側の)準備がいまだ不十分と思われ、あまりにも時期尚早だ」という立場を米側に伝えたと消息筋は語った。戦時作戦統制権の返還時期は韓米間での協議を経て、今年10月に韓米の国防長官も出席して米ワシントンで開かれる韓米年例安保協議会(SCM)において、今後の軍事協力に関するロードマップを確定する際に同時に決定される予定だ。  米側が急いで戦時作戦統制権を返還しようとするのは、最近のぎくしゃくした韓米関係により、韓国に対する冷笑的な雰囲気が関係しているという分析も出されている。米側は最近、返還を予定している在韓米軍基地の環境汚染浄化問題に関する交渉に進展が見られないと、15カ所の基地を今月15日付で返還するという立場を一方的に伝え、空対地射撃訓練場の問題に関しても、事あるごとにバーウェル・ベル在韓米軍司令官などが公の場で不満をもらしている状況だ。  しかし、韓国の一部の専門家や軍関係者らは▲米国に大きく依存している対北監視手段の確保、▲主要戦略目標物に対する精密爆撃などの独自の戦略打撃能力、▲独自の作戦企画能力などが確保されてこそ、安保体制に空白を生まずに戦時作戦統制権の返還受け入れが可能になるとし、「2011年から2012年でも早すぎる」という立場を見せており、論争を呼ぶものとみられている。 ユ・ヨンウォン記者

 

羅老号打ち上げ中止:お手上げ状態の韓国(上) http://www.chosunonline.com/news/20090821000048 朝鮮日報

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